ロタールのメタバース備忘録

VRChatで体験したこと、みたものを備忘録のように記録していきたい(願望)。日記のようなものですが、いろいろ紹介もします。

今年1年VRCやってストレートに感じたこと

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 どもども!!「ロタール」という名前でVRCやってます。

 去年の初めに「何か新しいことをやろう」と思って始めたVRC。ドはまりしちゃって気づいたら1年です。早いですね笑

 ここではこの1年で感じたこととかを赤裸々に書こうと思います。

 前提として、僕は1年のうち10ヵ月をデスクトップで、残り2か月を3点VRで過ごしています。

 

 目次

  1. 変わったこと
  2. 変わらなかったこと
  3. 良かったこと
  4. 悪かったこと
  5. 総括

 

変わったこと

 VRCを始めて一番変わったな、と感じることは家にいる時間の使い方ですね笑。まぁこれはVR付けたりすると他のことはほとんどできないので当たり前っちゃ当たり前です。今までゲームやYoutubeを見ることで消費していた余暇の大部分がVRCに充てられていると思います。なんかこう、一人で過ごしていて「虚無いな」って感じる時間はかなり減ったかなと思います。

 次に話し方。正直これは結構個人差がありそうです。僕はリアルでの生活の時は冷たい口調をしていると言われることが多いので、VRCで話すときはあんまり適当で雑な言葉遣いにならないように気を付けてました。すると、やっぱそれがリアルでも出てくるんですよね笑。分かりやすい例を挙げれば「俺」が「僕」に。「~~しろよ」が「~~してね」って感じで。全体的に口調が柔らかくなったように感じます。なんつーかこれは、裏表のない人間には関係がなさそう。ネットとリアルで違いが出る人は顕著かもしれないです。

 UnityやBlenderなどの専門知識ってのもVRCをやってなかったら絶対に獲得していなかったことです。正直これが無くてもVRCを楽しむことは十分に可能なんですが、覚えてた方が、いろいろ出来た方が楽しいのよ。アバターって(僕にとっては)自身の内面の写し鏡みたいなもので、それに自分を反映するためにはその知識がいる。そうなると覚えてやってみるか、というモチベが上がります。後は、これどういうこと?と、フレンドさんに気軽に聞くことが出来る状況があるのはこの知識を得るにはとても有益だとも感じました。そうして覚えたこと、教えてもらったことを生かした改変などで褒められると、ストレートに嬉しいですからね。そうなると自然とある程度の知識はついてきます。まぁ、ただこれも程度には個人差ありですけどね笑。

 感情面の話をすると、寂しく感じることが増えたかな。今までならば一人で過ごしていたはずの時間を、通話以上のリアリティを感じる状態で過ごしているわけです。結果として一人でいる時間は間接的に短くなります。そうすると、一人になったとき漠然とした寂しさが襲ってくることがあるんですよ。別にそれで一人で眠れない!ってほどじゃないけど、なんだか物寂しいって感じの。人と接する時間が増えると人間ってこうなるんですかね?感情的には納得できるんですが、論理的にはよくわかんないです。

 

変わらなかったこと

 まず第一に、生活習慣!!これは元がめちゃくちゃ悪かったんですけど、別に良くはならなかった。楽しくてつい夜更かししちゃう!!でもVRC入ってなくても多分寝てないんだよね。みたいなことがチラホラ。VRC内で「早く寝なさい」と言ってくれるオカン的存在はいれども、VRC落ちた後に寝られないんじゃあ、どうしようもないんじゃあ。健康的な人はVRCしてても早く寝ますし。これは多分どうしようもないのよ。

 リアルでの生活。まぁこれが変わんないのは当たり前ではある。リアルは無情、非情。ゆえにVRってのはあると思います。でもまぁオフ会したりもしたので、全く変化がないってわけじゃないかもです。少なくても日常生活についてはなんも変わんないって感じですね。でもVRCで出会った相手と結婚した!みたいな話も聞いたことがあるので、もっと長く続けていたらなんか変わるかもですね。

 コミュ力。これはあまり上昇していないことがとても悲しく感じられます。人と話す機会が増えているわけだし、コミュ力も上がるかな?という始める前の期待は淡くも崩れ去りました。例えVRSNSでも陰キャ陰キャ、人見知りは人見知りです。どうやら人と話すことが増えることはコミュ力上昇にはつながらないみたい……あ、でもみんな優しいのでリアルよりはコミュニケーションしやすいと思いますよ。

 

良かったこと

 まずもって、これが一番良かったことと断言できるのは、人とのつながりがふえたこと。これは寂しさを紛らわせる相手が増えたというよりは、リアルで会わない相手、会えない相手との交流が増えたっていうのが正しいかな。例えば、僕は今大学生なんですけど、リアルで社会人の方とお話ししたり、一緒にゲームしたりすることってとても少ないです。リアルの友人のほとんどが大学やサークルの人であり、高校生と話すこともほとんどない。それがVRCだと社会人の友人は沢山いるし、僕より干支一周分年上の人とゲームしたりします。年下とも話す機会がそれなりにあるし、海外の方ともよくお話しします。自分の知らないコミュニティでの慣習や文化、世間話を聞くことも出来ます。何かの時に頼ることが出来る相手が増えます。僕自身、人間関係は一種の資産と考えている節があるので、これはマジでよかったことです。

 12月に旅行に行ってたんですけど、フレンドとオフ会したり、観光案内してもらったり、家に泊めてもらったりしました。これってその人とのつながりがないと出来ないことで、結果論ですが僕はこのつながりのおかげで旅行が出来ました。これってつまり出来ることが増えてるわけでして。パソコン購入の時も相談に乗ってもらってとても助かったりもしました。(リアルでパソコンに詳しい友人がいなかった)リアル以上に雑多なジャンルの人と仲良くなれるので、リアルのつながりじゃどうしようもない時に助けられました。

 また、VRという技術に触れられたこともよかったんじゃないかなと思います。リアルで友人に「VR買ったわ」と言うと「それで何すんの?AV見んの?」って言われました。これって端的にVRではそんくらいしか出来ないって認識が友人の中にあったからこそ出た発言だと思うんです。彼の脳内では恐らく3Dの美少女たちが夜な夜などんちゃん騒ぎしている様なんて片隅にもないと思います。ましてやそれがVRという技術によって今現在もたらされているなんて、想像もつかないでしょう。そんな経験が出来ていることに僕は一種の感動を感じます。っていうか可愛いんだわ。カッコいいんだわ。それをVRで見て、感じることが出来ることがどうしようもなく楽しいんです。あと、これに付随していろんな専門知識を得られたのもよかったことですね。なんにしろ、VRで感じたものはどれもこれも「実際にしてみないとわからない」ことが多いです。ゆえに、そんな経験自体に価値を感じてます。

 とまぁ、実はよかったことってこの2つくらい。けどその2つが僕にとってはめちゃくちゃに大きい。っていうか本音言えば可愛い、かっこいいアバターの方たちと交流するのがどうしようもなく楽しいだけなんですよ。

 

悪かったこと

 これはまず言えるのが、一般的な感覚とずれる。VRCで可愛いアバターのフレンドと日夜わいわいしている。まぁ中身はおっさんだったりするんだけど、特に気にならない。――これが恐らく多くのVRCをやっている人の感覚だと思います。しかし一般的には美少女の中に男がいるという状況だけで違和感、嫌悪を覚える人は多いです。「でも中身はおっさんなんでしょ?」って言葉は実際に僕が言われた台詞。僕からすれば「だから何?」なんですけど、その友人にはそれがめちゃくちゃ引っ掛かる。「でも好きな外見選べるなら美少女なってみたくね?」って言うと納得するんですが、それとこれとは別らしい。美少女アバターから男の声が聞こえてくるって現象に違和感がなくなるのは明確に一般の感覚とは違います。ただこれは、実際にVRCをプレイしない限りは中々消えない違和感。だからと言って後悔は全くないんですけど、始める前に知っておいた方がいいことかもしれませんね。

 場合によっては人に言えない趣味になるってのも悪かったことと言えますね。こういうことに理解がある人や親しい友人には話せますが、明らかにそういうことに嫌悪感を持ってそうな人とかには話せない……そんな人に「普段何してんの?」とか聞かれるとどう答えたもんかなぁ……となってしまいます。んなもん気にしねぇ!と言えるような鋼メンタルを持っておけば話は別なんですけど、僕はそんなもの持ち合わせていないので「音楽とか聴いてます」といって流します。もう自分の生活の一部と言えるレベルなので、言えないってのは地味にストレスです。

 人間関係がこじれることも何回かありました。いくらVRとはいえ話している相手はきちんと人格を持った人間です。ゆえに馬が合わない人もいますし、愛し合ってそれが反転することもあります。リアルで問題起こったら中々縁切れないけど、ネットでなら出来るっていうことを言っていた方もいました。その考えが根底にある故か、リアルよりも問題が表面化することが多いようにも感じます。これを上手くやり過ごせるメンタルがないと長期間VRCを続けるのは難しそう。それか、広く浅くっていうプレイスタイルでやっていくかですね。どうあがいても目の前に居るのは人間ってことを忘れてはならないです。でもリアルよりも優しい人が多いのは感覚的に事実なので、そんなに恐れすぎなくてもいいかも。偶に問題起こることがあるから最低限気を付けとこうねって感じです。あと、お砂糖は問題が起こりやすい。相手のことが好きだからとか以前にお砂糖に対しての価値観が合う相手じゃないと高確率で解消することになります。

 

総括

 のんべんだらりと色々書きましたが、デメリットはあれどそれ以上に楽しいんだわ!ってのが結論ですね。一言でまとめられることをめちゃ長く書いてしまいました笑

 

 

lothar.hatenablog.com

 せっかくなので初めて書いた記事乗っけときます。

 見返すととても恥ずかしい気持ちになるけどね。